1-10-0. ループ文
公開日: 15:46 1. 基本編/1-10. ループ文/1-10-0. ループ文
コードのまとまりを複数回実行したいような状況があるとします。一般的に構文は順番に実行され、関数内の先頭の構文は最初に、次に2行目、3行目と続いていきます。プログラミング言語はより複雑な実行経路を可能にする制御構造を備えています。ループ文は構文のまとまりを複数回実行できるようにします。
C++では繰り返し要求を制御するために次のようなループ形式を備えています。
ループ型 | 説明 |
---|---|
while | 与えられた条件が真であれば構文または構文のまとまりを繰り返す。繰り返し部分を実行する前に条件を評価する |
for | 構文のまとまりを複数回実行し、ループ変数を管理するコードを略記する |
do ... while | while文と似ているが、do-whileはループの最後に条件を評価する |
入れ子ループ(nested loop) | while、for、do-whileループの中にさらにループ文を記述することができる |
ループ制御文
ループ制御分は通常のシーケンスから実行順序を変更します。実行箇所がスコープから抜けると、スコープ内で生成された自動オブジェクトは全て破棄されます。C++では次のような制御構文があります。
制御文 | 説明 |
---|---|
break | ループまたはswtich文を終了させ、ただちに実行箇所をループやswitchの次へ移す |
continue | ループの残りの部分をスキップさせ、繰り返しを強調して条件を再評価する |
goto | ラベルの貼った構文へ制御を移す。ただし、goto文をプログラムに使用することは推奨されていません |
無限ループ
条件式が偽とならなければループ文は無限ループとなります。for文は伝統的にこれが目的で使われます。ループ文に必要な3つの式は必須ではないので、条件式を空にすることで終わりのないループを作ることができます。#include <iostream> using namespace std; int main () { for( ; ; ) { printf("このループは永続的に実行される。\n"); } return 0; }
条件式が存在しない場合、真であると仮定されます。初期化子とインクリメント式を使うこともできますが、C++のプログラマは無限ループを作るためにfor(;;)を好んで使います。
無限ループはCtrl + Cキーで終了させることが可能です。
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