1-11-2. if...else文
公開日: 21:04 1. 基本編/1-11. 分岐構造/1-11-2. if...else文
if文の後ろにオプションで論理式が偽の時に実行されるelse文を記述できます。
構文
C++のif...else文は次のようになります。if(論理式) { // statement(s)は論理式が真であれば実行 } else { // statement(s)は論理式が偽であれば実行 }
論理式が真と評価されたらifブロックのコードが実行され、それ以外はelseブロックのコードが実行されます。
使用例
#include <iostream> using namespace std; int main () { // ローカル変数の宣言 int a = 100; // 論理条件をチェック if( a < 20 ) { // 条件が真であれば次の文章を出力 cout << "aは20より小さい" << endl; } else { // 条件が偽であれば次の文章を出力 cout << "aは20より大きい" << endl; } cout << "aの値 : " << a << endl; return 0; }
上のコードをコンパイルし実行すると、次の結果が得られます。
aは20より大きい
aの値 : 100
if...else if...else文
if文にはオプションでif...else文を後ろにつけることができ、様々な条件を調べること時に便利です。 if、else if、else文を使うときにつぎの点に気をつけてください。- ifはelse ifの後ろにに0または1のelseを持つことができる
- ifはelseの前に0個以上のelse ifを持つことができる
- else ifの中へ進んだら、残りのelse ifとelseは評価されない
構文
C++でのif...else if...else構文は次のようになります。if(論理式 1) { // 論理式 1 が真なら実行 } else if( 論理式 2) { // 論理式 2 が真なら実行 } else if( 論理式 3) { // 論理式 3 が真なら実行 } else { // 上の条件がどれも真でなかった時に実行 }
使用例
#include <iostream> using namespace std; int main () { // ローカル変数の宣言 int a = 100; // 論理条件をチェック if( a == 10 ) { cout << "aの値は10" << endl; } else if( a == 20 ) { // else ifが真なら cout << "aの値は20" << endl; } else if( a == 30 ) { // else ifが真なら cout << "aの値は30" << endl; } else { // 上の条件がどれも真でなかった cout << "aの値は一致しませんでした" << endl; } // ここは必ず実行される cout << "aの値は : " << a << endl; return 0; }
上のコードをコンパイルし実行すると、次の結果が得られます。
aの値は一致しませんでした
aの値 : 100
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